社長のトリセツ~消費税増税に何を備えるか? [資金繰り大変]

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お盆真っただ中、夜になるとちょっと遅い千葉市内数カ所の花火大会の音が聞こえる。高台に建っているマンションなので意外と見えるものです。夏の風物詩、甲子園では千葉県代表の習志野高校が惜しくも2回戦敗退となった。いやあ、相手のクリーンナップ打線はすごかった! お疲れさまでした。
山形県代表の鶴岡東高校の皆さんには是非、優勝して頂きたいです。

台風の影響で新幹線が終日運休や本数減でお盆休みを西日本方面で過ごされている方たちに影響を与えているようだ。これはつらいですね。明日15日の指定席を前々から確保していた方はやり切れないだろう。
私だったら休みを2日くらい伸ばしますね笑、歪んだ性格です・・・・・
皆さん、お気をつけて帰宅を。

さて、10月の消費税増税についてですが、まだなんとなく曖昧ですがね一応増税がされることを見越して資金繰りのお話をしましょう。
ただでさえ現行の8%の納税で企業さんは四苦八苦です。それが零細企業で売上が安定せず毎月の支払いに頭を悩ませている会社さんは更に大変です。

大企業のように納税用の税額を貯蓄する専用口座をもっている会社さんであれば、納税の悩みなどはないのですが。当社にご相談に来られる会社さんでこのような裕福な会社はありません。

実際に決算月に税理士さんが来社して帳簿を精査し、「社長、決算月の2か月後の消費税納税額はだいたいこれくらいになりますよ」といわれて税額を把握する社長さんが殆どです。

ただこれを普通をとらえている限り、お金に強い会社に生まれ変わることはできません。

つまり、納税通知書が経理さんのところへ来て初めて税額がわかるような経営の数字管理をしていてはいけませんという意味です。

実際に当社が支援している企業さんでしようしているものです。取引先名は消してありますが、これがあなたの会社のお金の司令塔になります。これだけ見てもおそらくなんのことだがわからないと思いますが、経理担当者さんによって届いた請求書の入力、販管費等の引落の入力、出した請求書の入力毎営業日に完了させることによって会社のお金の入出金の予定表が完成していきます。

もちろん最初は当社スタッフがご指導させて頂きます。社長さんはどうやって売上を安定させるかに専念してください。

だから消費税は何%上がったって大丈夫とはいきませんがお金に突然悩むといった突発的な資金ショートは防げます。資金ショートは会社の倒産を意味します。 これだけは防がないとなりませんよね。

毎日営業終了後に試算表を見る癖をつけてください。会社の資金繰りには何の役にも立ちませんが、今日の営業終了後で消費税や法人税、源泉の支払予定がどれくらいあるのか? まずはここから始めてみましょう。

そうすると何かが見えてきます。会計ソフトは毎日入力しないと意味が無いということですね。
人間の記憶は時間がたつと忘れていきます、曖昧になっていきます、私も人間ですから同じです。

例えば、旦那さんが社長さん、奥様が経理担当の会社さんって結構あります。少人数の企業であれば奥様は経理作業以外の作業に追われることもあるでしょう。
ただ、それを理由に資金繰りと会計入力が3か月先、半年先になってしまうようであればその時点で会社経営は成り立たないと考えて頂いて結構です。

今日あった出来事を必ず当日中に入力し終えて終わらせること。もしくはそれに準じた(例えば営業日の翌日昼までに前日の入力を済ませるなど)対応で処理することを肝に銘じてください。
支援契約を頂いた企業に初めて訪問させて頂いて、経理さんにご挨拶させて頂いて会計ソフトを拝見させて頂きますが、「はっ!)とすることが多いです。

会計ソフトの入力が全くされておらず、3か月くらいの後追いで経営がされていることが多々あります。酷いと前回の決算から進行期が半年以上経過しているのに全く入力されていないとか・・・・・・

別で資金繰り表で管理されていれば問題はないのですが、これはここまで来るとその会社の顧問である税理士さんの責任と言ってもいいでしょう。

例えば最近では資金繰りアプリなどというものが出回っております。ほとんどのものを拝見したことがりますが、どれ一つとして日々の資金繰りには向きません。

最近ではスマホで領収書を撮影してそのまま自動入力されるものがありますが、それもどうでしょうか。ビジネスマンの確定申告には役立ちそうですが。

欠点として、経理さんが何も考えずに形だけの資金繰り表が完成してしまうことでしょう。資金繰りアプリは忙しい経理さんのめんどくさい作業を勝手にやってくれるソフトではいけないのです。

数字のプロである経理さんが自分で考えてその会社ごとの資金繰りを組む。外注さんの担当者の顔などを思い浮かべながら必死に組み上げる。だからこそ資金ショートを防ぐことができるのです。

会社の経営の数字管理は結果(決算書や月次の資金繰り表)ではなくて毎日の日記(日繰り資金繰り表)であることを今日は声を大にして言いたいです。今いくらあって、月末にはいくら支払っていくら入ってくるからこれだけ返済できます、これだけ納税できますというお話が税務署や銀行の担当者と対等にできる会社を目指しましょう。

レモネードコンサルテイングス株式会社
代表取締役 野呂一哉
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