経営相談・資金調達、資金繰り相談・倒産回避の相談ブログ [資金繰り 中小企業円滑化法案]

本日のテーマ:社長の給与 ~役員報酬について~


以前、ご相談に来られたB社長と資金繰り表を見ながら話をしている時、


私:「あれ?役員報酬の金額が・・・」

B社長:「はい、こんな状態なので自分の給料はありません」

私:「いつからですか?」

B社長:「たぶん、3ヶ月前からだと思います」

私:「どうやって生活されているのですか?」

B社長:「貯金を崩しながら・・・」

私「ご家族の方はご存知ですか?」

B社長「はい、伝えてあります」




3年前のB社長は年収2000万を超えており、
いわゆる高額納税者と呼ばれる方でした。



相談に来られた当時は、銀行にリスケジュールの正式な打診は
されておりませんでしたが、事前に担当者の方へ「返済が厳しい」ということは
伝えていました。



その時に、担当者の方から「役員報酬が高い」と言われたらしく、
それを謙虚に受け止めたB社長は、翌月からご自身の給料を取らなくなったとのことでした。


結論から先にお話しますと、リスケジュール中でも
適切なご自身の給料(役員報酬)は必ず確保して下さい。




会社が倒産する云々の前に、経営者の生活が破綻されてしまっては、
事業を再生することは非常に厳しいのが現実です。


当然、銀行の担当者の方も、経営者責任の追及の一環として、役員報酬の減額は求めてきます。
しかし0円とは言っておりません。ですから、最低限の生活ができる金額を設定して頂ければと存じます。



私たちが一番恐れている事は、
社長が給料を確保しないことが発端で、ご自身の家庭が崩壊することです。



誰しもが、この世の優先順位の最高位は「家族」だと思います。
会社を守る為に家族がバラバラになるのであれば、本意ではありませんが事業を続けることはせず、新たなスタートを切ることをお勧めします。



資金繰りが逼迫すると、正常な精神状態ではいられずに誤った判断をされることもあります。



本ブログを機会に、再度ご自身における優先順位を冷静に見直して頂ければ幸いです。



「経営相談、資金調達、資金繰り相談、倒産回避の相談」は
弊社、㈱アセットアシストコンサルタントまでご連絡下さい。

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